こんにちは。
よくこのようなことが言われます。
就職と結婚は似ている
いずれにも共通するのが
価値観の共有
です。
今、離婚が増えていますが、どちらかが価値観を無理に合わせようとした結果、夫婦間のいさかいが多くなり、離婚に至るのです。
一方、転職の現場では、仕事内容と能力のマッチングよりも、価値観のマッチングの方が重要という状況が続いています。その端的な例が
「誰をバスに乗せるか」
であり、
「飲み会でない、キックオフだ」
というキャッチコピーだったりするのです。
この視点で行くと、転職活動も婚活も(もちろん就活も)、
自己分析や能力云々というのはあまり意味がない
ような気がしてきます。事実恋愛がそうで、フィーリングや直感といった、具体的に表れないものが重要なのです。
その背後には、親からどのような育てられ方をしたか、というのもあるでしょう。
その点でも、幼少期の子供に対する親の接し方は非常に重要で、ここで暴力や虐待、条件付きの愛情といった間違った子育てをしてしまうと、一生涯子供がそれに苦しむことになります。
もちろん自己分析や能力向上といった努力を否定するつもりはありませんが、就職の決め手は
「この人と一緒に仕事をしたい」
と思わせるか否かなのです。
どんなに努力を積んでも採用に至らない場合、その人が醸し出す長年にわたって培ってきた人柄というオーラに問題がある場合があり、その原因が幼少期から今に至るまでの親の接し方に問題があることがあります。いわゆる「毒親」及び「アダルトチルドレン」です。
子供に自閉症や発達障害の傾向がある場合、適切な療育を行えば将来にわたる影響は少なくて済みますが、ここで障害を無理やり矯正しようなどとすると、将来親は手痛いしっぺ返しを食らうことがあります。自分もそうでしたが、髪の毛などをむしる行為が子供にみられた場合、それは
親が子供にストレスを与え続けた
結果であり、将来大変危険です。
不登校・ひきこもり・ニート【スネップ】
家出・リストカット・非行(犯罪行為)・依存症
ひどいと
自殺・殺人(→死刑囚になってしまう)
に至る恐れがあります。
そうでなくても、親が子供にストレスを与え続けると、
子供は親に感謝しなくなるばかりでなく、
将来親に敵意を抱くことになります。そのような人は
自己肯定感及び自己評価が低いので、自己承認欲求が高くなる一方、他の人に喜ばれることをしてもそれがうわべだけに思われてしまう傾向にある
のです。どこか鼻についてしっくりいかない、という印象はここから来ることが多く、そのような人はどんなに努力しても報われないという空しさに襲われることになります。
このような苦しみや空しさを感じる人が、他の人の価値観に合わせられるようにするにはどうすればいいのでしょうか…
一つ答えがあります。
それは
価値観を持たない
ということです。
すなわち、以前から述べているように
自分を空しくし、学んだことを自ら捨て去り(学習棄却)、自分を真っ新にする
ということになるのです。
もう一つの答えが
自らの価値観を主張する・築き上げる・強化する
ということです。というか一般論はこちらです。普通はこちらを選択すべきでしょうし、100人中99人、こちらを選択した方が正解ですし、発達障害がある人の就労移行支援も、こちらの方法を取るべきという指導を行っているケースがほとんどです。その中で自己肯定感を高める訓練を行い、結果就職できるのです。
ところがこの方法が通用しないケースもあります。私のようになまじ「一度夢をかなえ、その後自らの立ち位置を失った」ケースで、自らの価値観を主張したり強化したりしてもうまくいかない場合があります。その場合必要になるのが
価値観を捨て去る
という考えです。
しかし、この種の訓練のノウハウが現状ないのです。考えられる方法が、禅寺での修行であったり、「地獄の特訓」の類といったスパルタ研修ぐらいしかない現状なのです。いずれも自らの価値観を一度完全に捨て去って真っ新にできます。そこまでしないと再就職できない人がわずかながらいる現実があるのです。どうしてそのようなビジネスが生まれないのか…不思議でなりません。やはり
人権意識
がそのようなニーズを阻んでいるのでしょうか…以前某社員訓練の会社の社長が「人権はペスト菌」みたいなことを発言して問題になりましたが、ニーズはほんのわずかでもあると私は考えています。
これを読めば参考になるかもしれません…
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