2015年8月24日月曜日

飽和状態から生み出すものがないと価値観だけが頼りになる

おはようございます。
また長崎に台風が来そうです。一方でこの週末はピーカン…土曜日は外出しましたが、日曜日は急きょ在宅勤務…他のチームの仕事が大幅に遅れていた模様だったので、約4時間かけて他のチームに割り当てられていたデータ入力をこなしました。
このデータ入力が今週はピークです。一方で今週末には就労移行支援×バルーンプロジェクトの大きな山が…
久々の週休0日!
バルーンのプロジェクトについては後日改めて述べるとして、今の感想を述べると
とんでもなく話が大きくなっている!これを成功させたら大きな自信になるのは間違いない
ということです。
どうなるでしょうか…

さて、最近「企業における働き方」に関する事柄がネット上でいろいろ出てきており、いろいろなものを読んでいます。その中で印象に残ったのが一つ。
会社というところは理不尽なところである
20代の時の上司との相性でその人の人生が決まる
会社組織というところは「バスでどこに向かうか」ではなく「誰をバスに乗せるか」というところである

結局
会社と価値観を共有できない人が脱落していく
のです。ここでは
職業意識やプロ意識は邪魔ものに過ぎない
と評価されています。
この論拠、ジム・コリンズ著のベストセラーになっている「ビジョナリーカンパニー・飛躍の法則」の第2巻にあるようです。

この視点で行くと、もはや面接対策もへったくれもありません。
価値観が一致しなければ採用に至らない
のですから。どんなに面接対策をしても、どんなにしっかりとした応募書類を作成しても、価値観が違う、ただそれだけでジ・エンドですから。
だから私は
従順な「人手」になるための訓練が必要なのではないか。そのためには今までの経験や学んできた知識、すべてを捨て去って、器を大きくするばかりの「人間陶冶道場」みたいなものが必要なのではないか
と考えているのです。それが以前から述べている
学習棄却
なのです。

なぜこのような状況になるのか、というと、今の日本は
飽和状態
にあるからなのです。10年以上続いているような印象がします。
飽和状態なので、新しい市場を生み出そうという気概も感じられません。

この飽和状態
実はバルーン業界も当てはまっているのではないか
と私は考えています。

この1,2年、バルーン業界で新たな市場を生み出そう、という気概が感じられません。私が鬱に倒れた3年前と時を同じくしてヘリウムガス払底騒動が起こりました。この時流行したのが「バルーンスタンド」でした。その結果、夜の街でのバルーン需要の掘り起こしに成功し、今は安定しています。
しかし、私はこの恩恵を受けることがありませんでした。それどころか実は、倒れる少し前から夜の街でのバルーン需要をつかみ始めていて、ただでさえこのころは結婚式二次会需要もあり、一方で原価高騰が始まりつつあったころで、
利益なき繁忙
に陥っていました。長年の疲労が蓄積されていたところにこれが起きていたので、長時間労働の連続、精神も身体も限界に差し掛かりつつあったころでした。その一方で受けたい仕事を断るなど、やりがいにも疑問を感じつつあったころでした。そして1日3組も大がかりな演出が集中し、それが全部失敗…演出事故となり、大返還…
これがきっかけとなって鬱が判明、休業に追い込まれました。その後少し落ち着いたので再開しよう、と思っていたところに追い打ちをかけたように
ヘリウムガス払底
私は「バルーン市場は大きく縮小する」と判断、しばらく様子を見ていましたが、最終的に「やはりこれは撤退やむなし」と判断しました。
一方このころ行われていたバルーン業界の取り組みはというと…ヘリウムガスを使わない装飾や演出の開発を進めていました。生き残るためには必死ですから、様々なアイデアを出しています。
その後カタールやロシアルートの開拓などもあって、ヘリウムガスの供給は落ち着きましたが、ヘリウムガスの価格が高止まり。アベノミクスによる円安もあって、ヘリウムガスの価格はさらに高騰しています。
結果、このようなことになってしまいました

私の予測通り、
バルーン市場は縮小してしまったのです。

私は
あの時点で撤退したのは間違いではなかった
と思いました。
一方で、
意外なところにバルーンのニーズがありそうだ
と思いました。

昨年の3月、私はカウンセリングのため、心療内科に通っていましたが、心療内科の近くに
えっ!?
と思うものを見つけました。
何と、
就労移行支援事業所が、窓にたくさんの風船を飾っていた
のです。
ハローキティ、ミッキー&ミニー、その他いろいろカラフルな風船が…
ただ
膨らませて飾っているだけでした。

数日後、私はこの就労移行支援事業所を訪問しました。そこでバルーン教室を実施することになりました。
そして1年が過ぎ、
障害者・高齢者・児童福祉でバルーンが役に立つのではないか
と判断、今その市場開拓をしているところです。
このような取り組み、全国的に珍しいそうです。というか、
全国の先駆けになりそうな感じがしてきました。

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