2016年1月24日日曜日

達成感を味わさせるのが私の仕事…のはず

こんにちは。
西日本は大寒波。
高速道路は山口より西は閉鎖。
一方広島県でも、可部より奥へはいけない状態。
吉和・豊平・大朝などは封鎖状態です(公共交通機関も止まってしまっているため)。

かろうじて新幹線など鉄道系だけが動いている状態です…

アメダスを見ると氷点下。
今夜が一番ひどいらしい。
明日はどういうことになっているのか…

そんな中、男子駅伝が開催される予定の広島市は、積雪なし。
肩すかし状態ですが…
結局男子駅伝は予定通り開催されました。

私は3年ぶりに沿道で観戦しました。
今回は宮島口で観戦しましたが…寒かった。

2011年の大朝の豪雪の様子はこちら…あまりのひどさに避難しましたが、避難先で…
2013年の男子駅伝観戦記はこちら…とんでもない大アクシデントが…

九州および山口はごく一部を除いて大混乱の模様。
広島県も北広島町をはじめ、大混乱の模様。
にもかかわらず広島~宮島~岩国だけはセーフ。

というわけで長い前置きはここまで。
ここからが今日の本題です。

今、本業の仕事で、就労継続支援B型と就労移行支援の在り方について悩んでいます。
まず就労継続支援の定義ですが、A型とB型があります。A型は雇用契約を結ぶのに対し、B型は雇用契約を結ばないという違いがあります。この結果、生活をするのに十分な給与がB型では得られないという問題がある一方、A型では営利追求と利用者の管理の両立が難しく、職員に過重な負担を強いるケースや利用者を危険にさらすようなケースが散見されています。
他方、就労移行支援では、一部で「就職予備校化」の様相を呈しています。訓練プログラムに問題があるようなところも多々あると聞きます。
さらに私が気にしているのが、利用期間の問題です。就労移行支援は一生涯のうち2年しか使えません。その2年のうちに一般就労ができなかったら、容赦なく就労継続支援に移ることを求められます。このため数字稼ぎに走るところも多く、結果「就職予備校化」につながっています。他方、就労継続支援はいつまでも利用できます。結果、障碍者年金と相まって、就労への意識が低下してしまうことに結びついているのかもしれません。
現状、精神・発達障碍者への国民年金の審査は厳しくなる傾向にあります。最初2級と判定された人が、更新の際に3級と判定され、障碍者年金の支給が停止されるケースも見られるようになりました。社会保障費の伸びを抑えるために厚生労働省の役人はあの手この手を考えています。
加えて保守化の流れによって「家族の役割強化」を志向しているといわれ、戦前における家、すなわち「イエ」の在り方に戻ろうという流れになっています。ところがこれは私自身も直面したように、画一的な家族関係を求めようとした結果もたらされる親子間の問題を引き起こしかねず、そのような問題に苦しめられている人たちを孤立させ、悪循環になってしまいます。

そのような問題に直面した私ができることといえば、
風船で人を幸せにする経験を多くの同じような障害に苦しむ人たちに味わさせ、その経験を自信に結び付けさせる
ということだと信じています。
ここ数か月述べ続けている
たくさんのくす玉をはじけさせた私として、同じ障害に苦しむ人たちの心の中にくす玉の種を植え、その種を大輪の花として開花させる手助けをする
ということは、こういうことなのです。

2016年1月10日日曜日

当事者としてできること

こんばんは。
まず以下のことを踏まえてこの記事をアップします。

私は、発達障害を抱えている当事者です。
同時に、発達障害に苦しむ人たちに一般就労の道を切り開こうとしている支援者でもあります。

さて、昨日1月9日から今日1月10日にかけて、障がい者の一般就労に取り組む当事者と支援者が参加するイベント「きらり広島2016」が開催されました。
以前このイベントが開催される、という話をとあるところで耳にしてはいたのですが、日々の仕事の忙しさからすっかりこのイベントのことを忘れてしまっていました。
そして気が付いたのは1月9日の夜…フェイスブックをチェックしていて「しまった!」と大声を上げてしまいました。
何しろ昨日1月9日は細道で離合失敗をして車をこするわ、こすった車のバンパーにDIYで補修できる車の塗料を塗ったら車の中にシンナーの臭いが充満、一時的に中毒状態になりぼーっとしてしまい、青信号に気づかずに後ろの車からドアを強引に開けられ、あわや警察沙汰になるわ、散々な一日でした。

そして迎えた今日。
旧Y's Dreamから移管した結婚式場でのスパークバルーンシャワー。
約200個の風船が舞う、感動の瞬間…この瞬間こそ「AWESOME!」と呼ぶにふさわしい感動の瞬間なのですが、終了後新郎新婦様もゲストの皆様も持ち帰らなかった風船は回収されます。
その回収された風船をこの「きらり広島2016」に持参しました。

吹き抜けから風船を降らせたのですが…

演出の内容よりも
上から風船を降らせるというサプライズを実施したことに対して感動の声が相次ぎました。
もう一度書きます。
私は発達障害の当事者です。
そして今、就労先で障碍者福祉とエンターテイメントの融合に取り組んでいます。

演出そのものはうまくいったとは到底言えません。
何しろいくつか残ってしまいました…
しかし、そうやって一瞬の驚きをいつまでも心に残る感動という形にする、そういう想いがその場にいた皆さんに通じたのだけは確かでした。