おはようございます。
世間では障がい者合同面接会なるものが近づいています。
年に2回ある求人のピークの一つで(もう一つは1月下旬~3月中旬。このため私は2月、就活に集中していた)、この日のためにどこの就労移行支援事業所もみっちり練習を積みます。
今年は例年になく求人が多いこともあって、私も
ダメ元
で参加することにします。
こういう「ダメ元」で参加してみて、採用されるケースがまれにあるようなので、私も参加するのですが、この日のために面接練習を何度も何度も繰り返す就労移行支援事業所もあります。
それだけではありません。就労移行支援事業所によっては、ノックの回数から礼の仕方から、細かく訓練しているところもあると聞きます。さらには「履歴書」や「職務経歴書」だけではなく、「自己PR書」や「志望動機書」まで準備させるところさえあるのです。
もっと言えば、ボイストレーニングをしたり、「えー」「あのー」といった癖を消す訓練までするところもあります。ここまで来ると
調教合戦
の様相を呈してきます。
一方、今の企業は、というと、価値観が一致することが最も重要な採用基準というのが現状なのです。その先の主張はリンクしておいた私の先月の記事を読んでいただければわかるか、と思います。
とある就労移行支援事業所のブログに
準備の限りを尽くしたらおのずと結果が出る
あとは企業の価値基準にかかっている
とありました。この「企業の価値基準」というところが重要で、それが合わないと、
どんな万全な準備も徒労に終わります。
私は経営者をやっていた経験がありますので、いろいろな人を雇った上で、価値観の違いについて考えたことがあります。
結局長く務めることができる人は
価値観があっている
人なのです。
恐らく、そういう視点で面接をしてくるでしょう。
この2月、最終面接で落ちる、という経験を私はしました。
原因は「価値観の違い」ただその一言でした。
内容で優れていても、価値観が合わなければ努力は水泡に帰す、ということを痛感し、以降私は
自分の器を一度空にする必要があるのではないか
というところまで考えるに至ってしまったのです。相手に価値観を合わせるには、一度自分を空にしないといけないところまで、今の社会は行ってしまったのです。その原因が社会の飽和にあることは、私も以前述べました(上記リンクの記事)。
そこにあるものは、
理念への共感→教化へのあくなき努力→同質性の追求→エリート主義…そして…洗脳…
カルトと同じだ!
ちょっと待てよ!?これ…
今のバルーン業界と同じじゃん!
恐ろしいことに気が付いてしまった…
私の母親の主張にたどり着いてしまう…
結局、発達障害や自閉症に苦しむ人たちの就労が厳しくなることにつながってしまう。
発達障碍者の就労問題、どこに答えがあるのだろうか…
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