2015年1月4日日曜日

若者よ、失敗を恐れるな

こんばんは。
年が明けてはや4日ですね。


カウントダウンで風船を使うケースが減少しているのが現状ですが、今年は
年明け早々「たぎってくる」映像を見つけました。


「シーホーク カウントダウン」で検索してみると、どういう映像だったかわかります。


他方、昨年は「引退したのに…」と思わずにいられないことも。


ソウス


つまるところ、私が手がけていた演出を上回るものを作れる人は、本当に限られていたのです。


もっとどんどんバルーン演出が広がれば、市場も需要もどんどん拡大し、そして感動の光景に接する機会が増えるのでしょうが…


若い、あるいは経験の少ないバルーンデコレーターの皆さん
失敗を恐れてはいけません
どんどんチャレンジしてください。
そして、自ら手掛けたバルーン演出がどれだけの感動を生み出すか
体感してください。
その感動が、より感動的なバルーン演出を考えだし、まだ誰も見たことのない感動を創り出すのです。


バルーンについてはここまで。
というか、バルーン以外にもありとあらゆることに当てはまるのです。


今頃の若者は、どうしてチャレンジする心を忘れてしまったのでしょうか…
「努力が報われると思わない」と思う20代・30代が30%にも達しているという現状…


これは昨年、とある調査で分かったことなのだが、その結果若者の
安定志向
保守回帰
がここ数年より顕著になっている。
ブライダルの少人数化、「絆婚」化もその傾向の一端と私は考えている。
その結果の一端がバルーンの売れ行きの変化にも表れ、バルーンギフトは伸びる一方、バルーン演出の縮小傾向に至っている印象がある。これがここ数年のバルーン業界の変化の大きな一因であり、その渦にのまれた私は自らの方向性と全体の大きな流れのずれに直面して、第一線を退くことを余儀なくされたのだが…


私はこう考えている。
人生、40歳になるまでに何をしてきたかで決まる。
20代で何を目指すかを決め、30代でそれを実践する。
40代になって、選択を迫られる。
確かな手ごたえがあるなら、それを継続するがよい。
時代に合わなくなったと思ったら、転進するべし。
転進する際も、それをご破算にするのではなく、その実績が生きる道を選ぶべし。


私の場合、一度「ご破算で願いましては」を試みた。結局それはできなかった。正直、バルーンアーティストだった過去をすべて捨て去りたいという気持ちになったことがあった。ところが、これをしてみると、ぬかるみにはまった車のごとく、一歩も前へ進まなかった。いかに人生リセットが困難なものか、痛感させられた。
転職する際、「人生リセット」のつもりで活動すると、泥沼にはまる危険が高い。


人生リセットをするべき人は、60歳かそれに近い年齢になって、子供も完全に独立し、その先が見えてきた人か、20代から30歳になるまでの間で職業選択を誤ってしまったかのいずれかである。前者は人生のほとんどが決まった場合であり、いわゆる「定年」である。夫婦水入らずの、熟年の日々であるが、年齢ゆえ無理ができない。後者は「まだ間に合う」状況である。


正直、私は入社した会社を間違えたかもしれない。入社して1年目はボロボロだった。即戦力と期待されて大手自動車会社系列の部品メーカーをけって石見交通という片田舎のバス会社に入ったのだが、当時の上司が社長の親戚で、しかもいわゆる「クラッシャー上司」。このような「クラッシャー上司」は、普通ならコンプライアンス面で問題になりかねないが、悪いことに社長の親戚。当初はこの上司と私の相性かと思われ、私は左遷されたが、次に入ってきた部下もやはり精神的に参って退社したことから、この上司は「クラッシャー上司」と言わざるを得ない。一方左遷された先は比較的暇な部署で、加えて会社全体がぬるま湯につかっていた印象がした。貸切バスの自由化、そして路線バスの公的補助制度の変化…外的変化がそこまで迫っていたのに、それに対する順応が遅れていた。


一方で私は何度か述べたように、ギャンブルにおぼれていた。その結果当時付き合っていた彼女にも振られた。
この状況を打破しなければ…と考えていたところに出会ったのが「バルーンアート」。今でも続くエミリーズバルーンアートビジネススクールだった。
結果16年にわたるバルーンアーティスト人生が続き、1年近い中断を経て、新たな展開に向かっている。


これ以上はもう何度も述べているので、こちら を見ていただくことにして、詳細は省略するが、つまるところ失敗を恐れずにチャレンジすることが、将来につながるのである。


にもかかわらず、最近の若者の安定志向…
そして早い段階での選別、そして進路選択…
大学に入ったらすぐに就職活動を意識しなければいけない状況だという。入学式のすぐ翌日に両親向けに「就職ガイダンス」をする大学もあるという。一方、入学した当の大学生は「プレイスメントテスト」を受けさせられるという。習熟度別授業のクラス分けである。そんなもの、入試で分かろうもん、と思うが、推薦やAO入試が普及した故、必要だという。スクールカーストに代表される同調圧力の中で中学高校時代を過ごし、大学に入ったら入ったですぐに就職という目標に向かって、レールに乗る…


何だか「良質な部品」「良質な歯車」になることだけを求められ、それを目指しているような気がしてならない。そして
規格外=発達障害
という物差しにはめられてしまっている現状。


一体、アベノミクスは、そして日本の将来は、どうなってしまうのか…


「規格外=発達障害」についてはもっと深く論じる必要がありますが、きりがないので今日はここまで。

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