こんばんは。
見出しの通りの1日になりました、今日は。
午前中、免許センターで運転免許の更新。
私は約6年間無事故無違反だった期間があるにもかかわらずゴールド免許になったことが一度もないのです。
というより点数のつき方が特殊で、免許更新と違反のタイミングが悪く、常にゴールド免許寸前で違反をしたりしていて、おおむね平均4年に1回の割合で青切符を切られたりしているのです。しかもそのほとんどが隣の県で、かつすべて速度違反…聞いた話ではゴールド免許率がワーストレベルとか…(私はこの県に住んでいたことがあり、車で数時間かけてこの県の県庁所在地にある免許センターまで行ったことがあったが、この時はなんとゴールド免許より違反者講習の方が多く、午前中に受け付けたのに午後に回されたりした人も出ていた模様だった…いかにこの県が交通取り締まりが厳しかったかを物語る一件である)
地元でも「この県を運転するときは気をつけろ」といわれているほど悪名高いです。
免許更新の際の講習で理解に苦しむ講習内容を耳にしました。
性格の悪い人は運転免許を返上すべきではないか
現在、精神障碍者から運転免許をはく奪しようという動きが見られます。
山口県警察のホームページより
上記リンクによると、「一定の病気等」の中に、統合失調症やてんかんなどといった精神疾患がある人は事前に申し出る旨あります。その中で
自動車等の安全な運転に必要な能力を欠くこととなるおそれがある病気
とありますが、この中に「広汎性発達障害」を含むのかそうでないかの見解が分かれているのが現状なのです。実は
講習中に講師が「性格に問題のある人は免許を返上すべきでは」というニュアンスの発言をしたのです。
当然私は抗議の意思を込めて休憩時間中に退席し、「免許総合相談窓口」に押しかけました。
しかし、私の抗議を受けた「免許総合相談窓口」にいた警察官は
「あなたの場合は該当しません。席に戻ってください」
と言いました。私は「該当しないようです」と講師に申し出て、そのまま免許は更新されました。
県警察本部の委託を受けた交通安全協会の講師と県警察本部の見解がちぐはぐなのも困りますし、かといって法律を厳格に適用すると車社会の現実に対応できないという事実も存在します。同じ建物にある県警運転免許課と交通安全協会でさえ、このように見解が異なっているのです。
その上、厳格に適用するところとそうでないところがあるのが現状です。私が住んでいる広島県の場合、現場の警察官の方が実情に応じた現実的な対応をしてくださっているという状態です。何しろこの免許センターに来るバスは30分~1時間に1本、中心部からの運賃は大人往復1000円…ほとんどの人がマイカーで免許更新に来ているのが現状です。ちなみに私は今回、別ルートのバスを利用しました。
午後はとあるブライダル関係者と会って話をしました。
そこでも精神障碍者に対する無理解が…
私は「今後精神障碍者や発達障害の人も、どんどんブライダルの現場に入れるようにしていきたい」というような話をしました。
しかし、このブライダル関係者が言うには…
「そういう人たちを受け入れるような業界にするのは難しい」
ということでした。なぜなら、理由が…あるのですが、それがあまりにあきれるような理由だったのです。
新郎新婦様のクレームが怖いから
私も長年ブライダル業界に身を置いていたものとして、新郎新婦様のクレームの怖さはわかります。過去には宅配した作品をつくりかえに東京まで出向いたほどです。しかし、やりようがあるはずです。あらかじめ説明するなど…
クレームの結果、代金返金に至ったこともあります。これを私は「返還欠場」と呼んでいましたが、これを悪用する新郎新婦様がいたのもまた事実なのです。
余談ですが、どうやら私以外にも「返還欠場」という表現をするブライダル関係者がいたらしいです。関西だったのか関東だったのか、あるいは九州だったのか覚えていませんが、結構ギャンブル好きの支配人クラスの方がクレームのことを「返還欠場」と呼んでいたらしいです。新郎新婦様やゲストの皆様からの評価に絶えずさらされ、ストレスばかりがたまるブライダル業界の中間管理職がギャンブルでストレス解消しているという現状が透けて見え、それがウェディングプランナーなどの現場に伝わって、結局
華やかな表舞台ほど舞台裏はぎすぎすしている
という悲しい現状が生じているのです。
この際だから述べますが、私がこれまで言われた言葉の中で、一番悔しい言葉で、今でも耳に残る言葉があります。
こんな障害(=発達障害)がある人と一緒に仕事をしたくない
とあるブライダル関係者からこの言葉を言われた時、私はすごくショックで、筆舌に表しがたい屈辱感を覚えました。
と同時に、
時間がかかってもいい
絶対にブライダル業界とバルーン業界をこんな障害(=発達障害)があってもともに創りあげることができる業界に変えてみせる
という気持ちがわいてきました。
今、私が新たな方向性でバルーンアートに取り組んでいるのも、この悔しい思いがあるからなのです。
クレームを恐れるのなら、私が先頭に立って、新郎新婦様に趣旨を説明し、理解していただいたうえで最高のバルーン演出を提供します。もちろんその現場には発達障害などで苦しむ人たちにスタッフとして加わってもらい、施工から瞬間まですべてに立ち会っていただきます。
私が目指しているのは
新郎新婦様やゲストの皆様だけではなく、その場に居合わせた人すべてが感動し、幸せな気持ちになっていただく
ことなのです。これが理解できない人に、Y's
Dreamの一員になる資格はありません。これは現役のプロとして活動していたころから一貫しています。逆にこれさえわかっていただいた人は、どんなに技術がなかろうと、どんなに足手惑いになろうと、一緒に仕事をしていただきました。旧Y's
Dreamは、長年この姿勢を一貫して貫き通しました。逆に言えば、だからこそあれだけの数多くの感動の瞬間を作り上げることができたのです。
自分で自分を自慢するようで、ある意味傲慢かもしれませんが、現役時代の私のバルーンに対する姿勢は、何人かの方からはすごく高く評価されていました。私のバルーンに対する姿勢から学び取った方の中には、現在第一線で活躍されている方が複数います。その中には世界大会で入賞したり、日本を代表するバルーンアーティストに成長された方もいます。
そのバルーンに対する姿勢を、プロとして第一線を退いた今でもなお学ぼうとしている方ががいるのも事実です。
そしてこの経験を、社会に出る一歩を踏み出せずにいる発達障害やひきこもりに苦しむ人たちが、足がかり、きっかけをつかむ一歩として活用してほしい、というのが私の考えなのです。
そのためには、発達障害者を排除しようとしている社会を少しずつでもいいから変える必要があるのです。
排除の論理からは何も始まりません!!
0 件のコメント:
コメントを投稿