2015年1月31日土曜日

障がい者雇用率の話

こんばんは。


今日はまじめな話。
厚生労働省のページより


これによると、従業員50人以上の企業は、最低必ず一人障碍者を雇用する必要がある。
そして従業員100人以上の企業が法定障碍者雇用率(2.0%)を満たさないと、「障害者雇用納付金」という名のペナルティーが科されるように、今年4月から法律で定められる。


バルーン業界で従業員50人を超えるところは今のところ思いつかないが、そろそろバルーン業界も障害者雇用を真剣に考える必要があるように思う。


例えば全国のバルーンアーティストやバルーンデコレーターから頂いた注文に対して、倉庫から運び出すピッキング作業。
膨らませていないゴム風船から不良品を見つけ、別にする検品作業。
そのほか注文処理から伝票処理、さらにはネットショップの制作をはじめとしたウェブ管理に至るまで、障碍者、特に精神障碍者が行える業務はいくらでもあると思う。
それだけではない。思いつかないアイデアがもたらされることもある。もちろんJBAN Conventionなど、バルーン業界のイベントにはどんどん参加して、風船の楽しさ、華やかさ、美しさを体感してもらう。


一方で私が取り組もうとしている、精神障害・発達障害・ひきこもりに苦しむ人たちに風船の楽しさ、美しさ、華やかさを体感してそれを多くの人に伝えることによって社会に足を踏み出そうという試みについても考えてみていいのではないか。


バルーンを通して心のバリアフリーを実現していく取り組みを私は今後していきたいと思うし、それを実践していく。


もし万が一、ブライダル業界のごく一部などで見られる「障害者雇用納付金」を払ってごまかそうという方向にバルーン業界の流れの大勢が動いた場合は、私はバルーン業界に背を向けるつもりだ。そのような業界ではないと私は信じているし、心のバリアフリーに取り組むことによってバルーン業界のイメージも良くなるはずである。

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