2015年2月11日水曜日

自己責任至上主義…ゆとりのない社会

おはようございます。


うつになった張本人が言うのもなんですが、私は
自己責任至上主義者
であった。


過去形にしているのは、今はそれほどでもないからである。


というより、自分が「切り捨てられる方」に立場が変わって少しだけわかったからである。


ソウス


これによると、6割近い人が「うつになるのは性格の問題」と考えている現状があり、その結果うつになった人を切り捨てる世の中になってしまったというのである。


努力しても及ばない人がいる。
性格には生まれつきのものや親の影響を多大に受けたものがあり、自分自身の力ではどうにもならないことがある。


とある就職活動に対する評論に
大学に入ってからではもう遅い
というものがあった。


幼年期から思春期までが本当に重要
なのである。


極限まで頑張っても結果が出ない人は
生まれつき何らかの障害があるか、幼年期から思春期の間の子育てに何らかの問題があり、その結果性格に大きな影響を及ぼした
場合がある。
このような人は極限まで頑張っても結果が出ず、逆に鬱の症状を呈して潰れてしまう。


このような人は頑張っている間は気が付かない。
むしろ「努力が足りないから…」などとして、自己責任主義に走る傾向がある。
そして、マズローの欲求でいうところの自己超越の段階に足を踏み入れようとして、奈落の底へ落ちる。
いい例が雅子さまである。


かくいう私も同じで、自分の生まれつきのものを越えようとして、鬱の症状を呈した。
何が原因なのかを突き詰めるのに1年以上の時間がかかった。そして「自分ではどうにもならないところに原因がある」ことが分かった。


自己責任至上主義に走っている人たちよ、本当にあなたたちは「極限まで頑張った」経験があるのか。ただただメンタル不全に陥った人たちを嘲笑っているだけかもしれない。それともそのようにならないように、要領よく生きているだけなのだろうか。


もしそうだとすれば、「極限まで頑張る」ということをあざ笑うという、最低な世の中ということになってしまう。一連の若者の保守化傾向、夢を見ない、挑戦しない、ただ空気を読んで生きるという風潮につながっているのかもしれない。


こうなると「自分の人生はなんだったのか…」ということになってしまう。
少なくとも私が20代だったころ、90年代末期は
挑戦することこそ素晴らしかった
のである。同時に
ここまで不器用な人を排除するような世の中でなかった。
それほどまでに世の中が変わってしまったのか… 書いててむなしくなってきた。


このような世の中そのものにOECDから警告が出ているくらいです。

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