ご無沙汰しています。
実は、この3月末で会社を辞めることになりました。正確には
「会社から放逐されることになった」
のです。
理由は、「あれ」の今後の在り方について、社長と対立したことが直接的なものです…が
突き詰めていくと、本当の理由がわかってきたのです。
辞める会社、正確に言うとこの記事は2019年3月に書いているので、まだ在籍している(すなわち有給休暇消化中)のですが、2月ごろから新しい経営方針と基本理念がちらほら伝わってきたのです。この経営方針と基本理念は4月から正式にスタートするそうです。そして、その新方針と新理念の背後にある、「曼荼羅チャート」なるものを私は目にしました。この「曼荼羅チャート」、詳しくは40分近い時間をかけて社長が一つ一つ丁寧に説明していったのですが、そこに私が首になる理由が見えたのです。
早い話
選択と集中
だったのです。
それを感じた私は、改めて2015年前後のこのブログの記事を読み直してみました。すると、
「会社が大きく方向を変えるとき、不要になった人材はバスを下ろされる」
ということが分かりました。
つまるところ、
会社の方向性が変化し、自らの方向性と大きくずれてしまった
ことに今回の原因があると判断しました。有名な経営の教科書「ビジョナリーカンパニー」によれば、私が解雇されるのは「自明の理」だったのです。(正確に私が読んだのは「ビジョナリーカンパニー」そのものではなく、その「解説書」「ガイド」に類するものでしたが)
そして、私が再就職しようとすると、かなりの困難を伴うこともわかりました。いわゆる「学び捨て」(学習放棄、脱学習、アンラーン)をしなければいけないことが分かったのです。「学びほぐし」という言葉もありますが、そのような生易しいレベルではありません。
型通りにセーターを編み、ほどいて元の毛糸に戻して自分の体に合わせて編みなおすという情景が想像された。(ヘレンケラー談)
この「編み直し」がかなりの困難を伴うのです。ソウス
これができる人は「伸びしろ」があり、転職市場で高い評価を受けるのです。しかし、そのような人はほんの一握りです。現状の転職市場で、
一番就職困難な人は私のような人、すなわち「優秀で仕事ができる人」なのです。
なぜなら「自分というものがしっかり出来上がっている」からです。このような人は再就職は困難です。1年経過しようが2年経過しようが、不採用の山を築くことになり、挙句の果ては「3年の間に、500社近く落とされる」ということになりかねないのです。応募書類だけで30万近い金がかかっていることになります。1か月あたり手取り15万程度の仕事に就職するのに3年で30万、1年で10万近い金がかかっているのです…これが現実で、コストパフォーマンス上どうなのでしょうか?
しかし、これをしないといけない人もいるのです。私も仮に再就職活動をするとなると、このような
泥沼
にはまる危険が高いです。
この泥沼にはまりそうになった段階で、速やかに再就職活動を止める、という選択肢も今回は想定しています。
ただ、今回会社を辞める直接の理由が「あれ」がらみですし、そもそも会社一本でやっていくこと自体困難なのが現状です。働き方がそれだけ多様化しているのもまた事実で、その事実に制度が付いていけてない現状のほうが問題だと私は思うのですが。
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