こんにちは。
今日はいろいろお題があります。
まず「乗りたくないバス」について。
今日、廿日市市内をこのバスが走っていました。
今日廿日市市では「みやじまパワートライアスロン」が開催されていました。
厳島神社のすぐそばをスタートし、対岸のホテルそばにある専用桟橋に上陸した後、自転車で廿日市市内を駆け抜け、中国山地に入り、吉和にある「魅惑の里」という休業中のリゾート施設まで走ります。そこから吉和を巡って、最後はめがひらスキー場のゴールを目指します。
開会式は今年は違いましたが、最近まで競艇場の大ホール、コースは新聞工場あり、住宅団地あり、果ては火×場の前まであり(右折ポイントがあり、そこを直進してしまうとコースを間違えると火×場に進入してしまう…おまけにそこが「関門」だったこともあったらしい)、何でもありのトライアスロンコースです。しかもキャッチフレーズは「ウッドマン」。確かにスポンサーが「ウッドワン」ですが…廿日市市は日本有数の木工都市です。
先ほどの「関門」という言葉がポイント。関門海峡とは何ら関係がありませんが、これ、出場選手にとっては一番嫌な存在です…
リタイア収容バス
早い話、「関門」を制限時間を越えてしまった場合や完走を断念した場合にこれに乗せられてゴール地点に向かうものです。トライアスロンですので、自転車は別に「回収トラック」が用意されています。
私の住まいのすぐそばをこの「リタイア収容バス」が走っていきました。地元のタクシー会社のバスで、それこそ火×場に向かうことが多いバスです(路線バスのような車ではありません)。
リタイア収容バス→クヴェーレ
とありました。この「クヴェーレ」はゴール地点に隣接する温泉施設です。
ネットで調べてみると、収容バスの雰囲気はまさに
火×場へ野辺送りに向かうバスに近い
そうです。ゴール地点についたところで、完走者のような達成感はなく、悔しさだけが募るでしょう…どのブログも「悔しい」「屈辱」という言葉ばかりでした。そして次の大会は
もう二度とあれには乗りたくない
という気持ちになるそうです。
そして私が「悔しい」「屈辱」と感じるとき…
バルーン演出に失敗したとき
です。
しかしたいていの人は、これをされたら「悔しい」「屈辱」と感じることはないでしょうか。
今年のゴールデンウイーク、広島市内のとある路面電車の電停に、一枚の名刺が落ちていました。見ると、とある若い女性の微笑んだ顔写真ととある結婚式場の名前が…
ゴミと同じように投げ捨ててありました。
私はこの名刺を拾い、しばらく保管して、この結婚式場に出入りしている私の知り合いの司会者の方に渡しました。
名刺を捨てる、という行為、いったい何を意味しているのでしょうか。
その人に対して最大限に失礼極まりない行為です。
おそらく、結婚式場を見学して、「ここはダメだ」と判断されて名刺を捨ててしまったのかもしれません。
名刺を捨てられた女性は、今年入社したばかりの新人ウェディングプランナーさんだったそうです。彼女は彼女なりに頑張って営業をしたに違いありません。しかし「何がしたいのかわからない」と判断されて、名刺を捨てられてしまったと思われます。
今日、トライアスロンの喧騒を避けるため、私は路面電車に乗って散策し、この結婚式場の前を通りました。この結婚式場は最近まで本番の結婚式が多かったようですが、今日はブライダルフェアをしていました。そして
彼女が先輩にアドバイスを受けながら、必死に新規カップルを獲得しようと努力しているのを目の当たりにしました。
近くで様子を見ていた別のチーフ格と思われる女性ウェディングプランナーさんと名刺の一件について話をしました。同時に今のブライダル動向についても話をし、危機感を感じていたようです。そして名刺を拾って、知り合いの司会者さんに届けたという話を聞いて、大変感謝されました。
名刺を捨てられたという事実、彼女は知りません。
しかし、私は彼女を応援しています。
絶対一人前の感動を作り上げられるウェディングプランナーさんになってほしいです。
悔しさ、屈辱のその先にあるもの…それを乗り越えた時のものすごい達成感…でしょう。
日々の仕事でもそうではないでしょうか。
ただ単に「こなす」仕事をしている場合、「悔しさ」「屈辱感」を味わうことは少ないと思います。
そういう仕事も仕事です。しかし、ウェディングプランナーさんにとっては一組一組がやり直しのきかない真剣勝負です。私もそのような仕事を長年してきました。バルーン演出を失敗して「演出事故」になり、返還欠場になった時の「悔しさ」「屈辱感」…一方で体中を突き抜けるようなものすごい達成感を味わったこともあります。
しかし、就職活動では何十社、場合によっては100社以上に応募書類を出すこともあります。全部の会社に不採用になっても、全部に「悔しさ」「屈辱感」を感じていたら、それこそきりがありません。ただ私は不採用通知と返送された履歴書は近くの火×場のわきにある焼却場にまとめて持って行って処分していましたが…
最後に、今年は若干「みやじまパワートライアスロン」が例年より早かった。ここ数年6月末の風物詩だったが…競艇場の大ホールも使わなかった(ここ数年使っていないらしい)…その理由は
6月最終週に宮島競艇場でSGグランドチャンピョン選手権があるから
宮島口の複数のホテルがトライアスロン選手の指定宿舎になっているが、SGともなると全国から「競技としての競艇」を見に来る人が殺到する。全国から来るトライアスロン選手と競艇ファンを同時に受け入れるだけのキャパシティが宮島口にはない。先日AKB総選挙が行われた福岡ほどではないにせよ、大混乱になるのは必至で、しかも広島市は負の世界遺産である原爆ドームがあり、加えてカープ人気で、ホテルのキャパシティが不足気味。APAが巨大ビジネスホテルを広島駅の近くに建設中であるほどである(これでようやく広島市内のホテルは需給バランスが取れそう…一時は供給過剰が言われていたが、インバウンド旅行者とカープ需要の増加がそれだけ大きい)
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