こんにちは。
ここ数日、私はすごく悩んでいます。
といいますのも、何の相談もなく会社の事業計画を変更する計画を幹部だけで進めており、そのあおりでバルーンに関する上司への相談ができない、というか相談しても相手にされない、という状況が起きています。
今回の経営計画の変更は、主に別部門同士の再編が主になっているのですが、一部不採算部門の廃止と残った部門の強化が軸になっているようです。その中でバルーン部門をどうするのか、という点で会社の意見が分かれているようなのです。というのも、「現時点でバルーン部門は採算が取れているが、将来的には厳しくなる可能性がある」というレポートを会社に提出したのがきっかけで、慎重派が縮小や廃止を主張する一方、一部の幹部が別部門(この部門は現時点で不採算だが、将来性があるとされている)と融合させて発展させるべき、という主張をし、現状維持を主張する意見も加わって意見が分かれてしまったのです。
厳しくなる、と予測した当のバルーン部門ですが、これまでの口コミなどから新たな仕事の依頼が予想以上に増えています。一方であくまでも慎重派は「一時的」と主張、縮小を唱え、受注を断るように案にそそのかしています。
このため、今後の方向性が決められず、その結果、新規の仕事が受けられない状態に陥って、受けた仕事を流さざるを得ない「失注」に至ったり、受けようとする仕事を全部断らざるを得ない状況が相次いでいます。
こうなると、もはや「会社とはこういうものだ」という理不尽の域では済まなくなります。そうなると残された手段は
会社の方針に従わない
という実力行使か
会社の方針に従って、投げやりに仕事をする
かのどちらかになってしまいます。
そうなると、もはや「報告・連絡・相談」が機能しません。
数年前、とある大手メーカーでこのようなことがありました。
「新商品開発のスケジュール遅れの責任を取って責任者を解雇する」
早い話、仕事の失敗で首になった、ということです。このメーカーには批判が殺到しましたが、批判を受けて行った記者会見では「会社へ適切な報告を怠ったために解雇した」というような趣旨の発言がありました。仕事の基本をおろそかにして解雇されたということでした…が、この半年後、この大手メーカーは性能を偽装表示するというとんでもない不祥事が発覚しました。
この大手メーカーは以前にも内部でリコール処理を行い、その結果一般市民の命を奪うという重大な事故を引き起こしました。このメーカーは同じ過ちを繰り返すという愚行をしてしまい、結局別の大手メーカーの傘下に入ることになったのですが、調べてみると会社の設定した目標そのものに無理があり、それが達成できないという状況になって、事実を報告しようにもできない状態になったようです。「報告・連絡・相談」がかえって自らの身を亡ぼすという企業風土が背景にあったとしか考えられず、結果的に「トカゲのしっぽ切り」の犠牲になってしまったのです。
他方、企業というものは、絶えず情勢の変化に応じて、経営方針を変えていく必要があります。その結果、「朝令暮改」が起きても何ら不思議ではありません。
つまるところ、今バルーン部門で起きていることは、「朝令暮改」に振り回されてしまい、ルールがころころ変わり、以前のルールではOKだったものが、新ルールではNGになるなどの混乱が発生している、ということなのです。
これは明らかな不条理と言わざるを得ませんが、ここで問題になるのが次の二つです。
一つは「就労移行支援事業所の訓練の在り方」です。
現時点で、ストレスコーピングなどの訓練をしている就労移行支援事業所はあっても、会社とはそういう理不尽なところだ、という訓練をしている就労移行支援事業所は聞きません。
一時期、会社の理不尽さを実感させ、それに慣れるような訓練をしていた就労移行支援事業所が散見されましたが、そのような就労移行支援事業所は軒並み低評価を受けたり、ひどい場合は2ちゃんねる(今の5ちゃんねる)などの掃き溜め掲示板にスレが立つなど、批判の対象になっているのが現状です。
しかし、私は「このような理不尽さを体験させる就労移行支援事業所こそ、求められている」と考えます。悪く言えば、「社畜養成所」みたいなところがあってもいいのでは、と思うのです。
「社畜」となって、自分の考えを捨てて、会社の方針に全面的に従うような人間に訓練して鍛えるようなところがあってもいい、と思います。
ただ、これについては、本当にそのような訓練が必要な人は限られているはずです。まさに「ニッチ市場」ですが、ニーズは確実にあるはずです。
もう一つは、「自分軸の判断ができない状況に置かれた場合の対処法」です。
このような理不尽に置かれた場合、まずはしっかりと本質を見極める必要があります。なぜこのような理不尽を会社はするのか…。そして場合によっては、会社と交渉する必要があります。
この時点で両者が歩み寄るケースが10ケース中9割でしょう。
問題は残り1割のケースです。
先ほど述べた非常手段を行使することになります。「会社の方針を無視する」か「投げやりになるか」です。どちらも危険な橋です。しかしこの段階で100ケース中90は会社が異変に気付きます。そうなると話し合いとなりますが、ここで会社に対する問題点などをきちんと指摘してください。大半の場合は折り合いが付きます。
残りの1割は会社が異変に気付かず放置し、取り返しのつかない事態にいたります。ここで9と1に分かれます。
9のケースは、会社から何らかの形で出ていくことになります。というか、自ら会社を辞める、あるいは会社が退職勧奨を行うかのいずれかになります。そのような事態に備え、次の手を打つ(転職活動はその一つ)ことが重要になります。
残りの1が非常に厳しいケースです。これは二種類あります。
一つは会社が「懲戒解雇」に踏み切るケースです。これをされると、その人は再就職が基本困難になり、路頭に迷うことになります。場合によっては自殺に至ることもあるでしょう。
もう一つが「自らやめるという決断が諸般の事情によりできない」ケースです。これが一番危険なケースです。
ここで私がたびたび主張している「孝」の概念の出番になります。
道に外れた君主を三度いさめても言うことを聞かない場合、その君主のもとから去るのが正しいのに対し、道に外れた親を三度いさめても言うことを聞かない場合、泣いて従うしかない
君主を三度いさめても…のくだり。会社もこれに当てはまります。一度目、二度目は見極めが必要です(今の自分の状況はまだ一度目のレベル。だから辛抱して見極める必要がある)。
ところが、親が道に外れている場合、それに従うのが子供の義務だと私は考えます。
つまるところ、「よしんば親がいわゆる「毒親」であったとしても、子供はそれに従わなければならない」ということです。
なぜなら、私の場合はこれまで何度も述べてきたように、親がいわゆる「毒親」なのですが、その「毒親」の原因は先祖代々から伝わるもので、その毒ゆえに殉じた親類さえいるほどです。
しかも、私の場合は母親の家系が先祖代々続く「毒親」の流れになっていて、その結果聞いた話では私の母方の唯一のいとこが就職が決まらず、SNEP化しているそうです。さらに父親は母親の家系に婿入りしたも同然になっています。
このような、ある意味会社より何百倍も理不尽な家に生まれ育った私は、すでに生涯独身を決めています。私には今生きている兄弟はいません。兄弟が本当ならいたのですが、その兄弟は死産(正確には強制流産…「優生保護法」の関係という話もあるらしい)、その後私の母親は子どもが産めなくなった、と聞いています。
これほどの理不尽をもってしても、私は「孝」の概念に従います。なぜなら、私はもはや誰も攻めることができない、と結論付けていますから。
幸い今の状況は、会社の仕事に関しては、そこまで追い詰められている状況ではありません。まだ一度目の段階です。ここで早まると「道を外す」ことになります。
その場合に取るべき方法は…こちら
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