ようやく午後6時で「こんばんは」になりました…が、まだまだアツイです。気温の高さもそうですが、それ以上にカープが…クライマックスシリーズ、どうなるのでしょうか?今日の安定した戦いぶりを見ていると、安心できそうですが、相手はベイスターズ・ジャイアンツどっちが来ても曲者。
そんな日々ですが、今日はとあるところでセミナーと交流会。
同じ障害に苦しむ人たちが日々思うところを話し合う座談会だったのですが…ちょっとしゃべりすぎたかな…反省。
しかし、人の話を聞いていて勉強になりました。
私と反対に、同じ障害に苦しむ人たちを見ていると、特に子供たちを見ていると、一緒に落ち込む、という人がいること。
私はどちらかというと、
好きなことを見つけて障がいを乗り越えよう
というタイプ。しかしそれが逆に…という人もいるようで、
先日のあの事件の犯人の気持ちが分からないでもない
という声も…
私は小さいとき、自閉症で、言葉がしゃべれなかった。幼稚園に入ることができず、就学猶予の可能性があるといわれた。それを舌の手術で克服したと両親は思い込んでいたが、実際はそうではなかった。今なら舌の手術ではなく乳幼児から通える児童デイサービスでの中長期的療育で対応するケースである。それも比較的軽度の発達障害を対象にしたところに通うのがベストなケースになる。
児童デイサービスは軽度から重度まで幅広いラインナップをそろえているところが良い。軽度なら選択肢も多い。(重度はまだ少ない)
それを治ったと思ってそのままにしていくと、社会に出たところでつまずくようになる。今では大学でも旧帝大を含めてサポート体制が行き届いているところが多く、大学生向けの就労移行支援サポートを行っているところもあるという。
昔と違い、今ではこのように成人期に至るまでサポートが行き届いている。
しかるに、サポートが行き届かない分野がある。
恋愛である。
最近、
カサンドラ症候群
という言葉をよく耳にする。発達障害、特にアスペルガー症候群の人の配偶者が鬱を発症することを指している。離婚に至るケースも多い。
アスペルガーが強く、他にADHDや強迫性障害、さらにはアダルトチルドレン、そして完全主義など様々な要素をはらむ発達障害の場合、生涯独身を貫いた方がよいケースもある。配偶者が鬱を発症してカサンドラ症候群に陥るほか、このような人は親がいわゆる「毒親」、それもノイローゼ型の毒親のことが多々あり、その結果子供に対して行き過ぎた「躾」をしてしまい、暴力や虐待に及び、最悪殺人行為にまで及ぶことがある。
このような発達障害は大半が知能障害を伴わないので、見過ごされがちになるのだが、もしこのような障害があると自覚した場合は、お見合いパーティーや結婚紹介所に行っても無駄である。無駄なエネルギーを費やすだけなので、早急に恋愛戦線からの撤退を勧める。私はそう判断して、すでに生涯独身のライフプランを立てている。
結婚不能状態にあると判定した自分が、他人の結婚式の演出を手掛けるというのも、考えてみれば妙な話なのだが、逆に私の場合は割り切っているので、何とも思わない。それどころか、好んでどんどん手がけている。取引先も理解していただいているところが多い。結婚したところでパートナーがカサンドラ症候群に陥り、離婚に至ってしまうと、慰謝料の問題、さらには子供がいた場合はその子供の親権など、大変な問題が山積することになり、目も当てられない。
私が幸せになれない分、私が生命を膨らませた風船で、幸せになっていただきたい…
という気持ちがあるのが正直なところなのである。
そういう私は、今
発達障害や自閉症に苦しむ子供たちやその親御さん、それにひきこもりやニートになってしまっている若者たちが元気が出るような本を作成している。
小学生の子供たちも読めるよう、全文ひらがなで書いてある。
今細かいところの手直しを行っているところで、来月には配布を開始します。
自分ができないことを他人のためにしてあげるとは、何ともしがたいが、それでも割り切ることができるのは、
それだけ風船が好きだから
に他ならない。
バルーン業界というところはキラキラピカピカした人たちの集まりで、私のように翳があるような人は隅に追いやられるふしがある。そのような私が、バルーン業界以外からみると
すごい!やばい!
を連発されるほどの評価を受けている。
この落差、いったい何なのだろうか?
といつも疑問に思っている。ただ一つ言わせていただくと、
原点を忘れてはいないか?
ということである。ツイストバルーンのレベルはとにかく高く、これが風船で作られているのか、ということに対しての驚きが先行してしまっている。それだけならいいのだが、技術の独り歩き…を私は危惧している。そしてありとあらゆる分野で高い能力が求められ、しかもその偏りがないことが要求されるという
桶の理論
の世界になってしまっているのが今のバルーン業界の現状である。コミュニケーション能力から手先の器用さまで、高いところでまんべんなくそろうことが要求されている。一つでも欠けると私のように低く評価されてしまう現実…ましてや私の場合先天的なところに原因がある…
だから私は一度引退を余儀なくされた。
むしろ私はそういう厳しいところでやれるだけのことをやってきたゆえ、
夢を見つけることの大切さ
を説くことができる。とりわけ同じ障害に苦しむ人たちにとって、さらに自信を失ってニートやひきこもりになっている若者たちにとって。
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