2017年5月13日土曜日

ゴミとお宝は紙一重…

こんにちは。
本当に久しぶりの投稿になってしまいました。
非常に多忙な日々を過ごしていて、充実しているゆえに、こちらの投稿がほとんどない状態になってしまっています。

同じテーマで今こちらにもアップしているところです。

そして、
久々に体中を突き抜けるほどの、ものすごい達成感を味わうことができました!

のですが、その間にこのような記事を見かけました。
バルーンに携わっている方の記事なのですが、その方が就労支援でこのような残念な事例を目の当たりにされたそうです。

内容を要約すると、
就労移行支援施設の支援を受けて一般就労についた障がい者が上司からパワハラを受け、耐えかねて退職しようとしたところ、就労移行支援施設から「お願いだからやめないでくれ、辞めるのなら別の理由で辞表をかけ」といわれた…

私が以前から問題視している
数字稼ぎ、実績欲しさの就労移行支援の典型
だとこの問題は思います。

本当のところはわからないのですが、このような事例は他にもいくつか見聞きしています。
そればかりか、就労移行支援事業所の中には
就労実績○○人!6か月定着率○○%!
というような、
これ、就職予備校じゃん
というようなことをする事例も多々見受けられます。

そして悪いことに、
就職予備校に行くことによって、親が安心する→働くことによって親を楽にすることができる
という流れがあるのです。

親を安心させることがすなわち親孝行であり、子供の義務である
という考えもあり、現実問題として私はこの考えに沿っています。
しかし、この考えだと、本人の人生ではなく、周りの人のための人生を歩むため、パワハラに耐えるということにつながりかねません。

このような考えでは、お宝になるはずの人材がごみになってしまいかねません。
私も一度、そうなりかけた経験があります。
その背後にあったのが親の考えであり、さらに突き詰めると、
儒教的価値観
にぶちあたりました。私は父親も母親も儒教的価値観の中で育ったのですが、とりわけ母親は島津藩鶴丸城下の在郷武士の家系で、商人=武士の土地にルーツがあり、その結果厳格な子育てを受け、結果インナーチャイルドに苦しみ、精神障害に至るまでになってしまっています。母親は朱子学の思想に近い考えです。そのような母親を安心させるために、私は「もう風船を膨らませることはしない」と一度は決めたのです。

だから、ゴミになりかけた私を再びよみがえらせ、お宝にした今の会社には、感謝の言葉もないのです。
しかし、ゴミになりかけている人をお宝にするのはなかなか容易ではありません。その人の持っている良さを引き出すことが大切であり、それをするのが障がい者サービスに携わる人たち、とりわけ放課後等児童デイサービスと就労支援に携わる人たちの責務なのです。


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