2017年5月28日日曜日

トントントンからりん隣組…

こんにちは。
今、私はある問題に大変悩んでいます。
その問題は、
町内会役員推薦の話
なのです。

私は、町内会に対していい印象を抱いていません。
なぜなら、複数の町内会で、問題に巻き込まれた経験があるからなのです。いずれも行政が絡む、非常に厄介な問題でした。
最初に巻き込まれたのがM市。ここは地方都市ですが、ここで私は町内会トラブルに巻き込まれました。
私は当時、団地の集合住宅に住んでいたのですが、下の階に住んでいたのが問題の町内会長。正確に言えば、元は単なる班長だったのが、町内会独立を企て、某保守系政党の派閥を絡めて動き回り、結果町内会独立に至ったのです。さらに厄介なことに、このM市、当時はすぐ近くに私立大学を誘致しようとした件をきっかけとして、市を二分した争いが起きていたのです。
問題の町内会長は大学誘致推進派。当時勤務していた会社の幹部は大学誘致推進のリーダー的存在。加えて当時の上司はその幹部の親戚…今ならパワハラに該当する行為を私は職場で受けていましたが、私は大学誘致反対派。加えて、当時勤務していた会社にはかつて社会党選出の衆議院議員を輩出するほどの力を持っていた組合が存在し、私は組合幹部と仲が良く、組合幹部が複数の重役と密接だったこともあり、会社の派閥争いまでからむ状態でした。その組合が大学誘致反対派と親しかったこともあり、大変厄介な状況が起きていたのです。さらに分裂元の町内会も反対派の市議会議員(自民党系)とつながっていました。当時も今も与党である自民党ですが、その自民党の中ですら割れている状態でした。
このような状態でしたので、私は大変なパワハラを受けていました。そして町内会分裂…少数派だった反対派住民はいじめを受け、自治会費を他の住民の倍以上払わされたり、一斉清掃の際、参加したのに罰金を払う事態に至りました。挙句の果ては複数回私の家に勝手に上り込む始末…。その後、大学誘致反対派に市長が交代し、大学誘致反対派が市議会の多数を占め、さらに私は組合幹部に近い重役に異動を勧められたこともあり、問題は沈静化しましたが、正直いってつらい思い出で、これで私は町内会に対してトラウマができてしまいました。
次に問題が起きたのがO町。ここは高齢化が進む中山間地域で、私はそのO町が進めていた地域活性化策に呼応して、家出同然に引っ越してきました。ここではM市ほどひどくなかったのですが、少子高齢化と私の仕事の特性が絡み合ったトラブルが起きました。
一つは、M市と同様、一斉清掃の罰金を参加したのに払う、という事態が起きたのです。どうも出欠を取ったのですが、私が離れていたところを清掃していたため、出欠をとる際にいなかった、という理由で、罰金を払わされてしまいました。私の両隣の家も欠席していて、罰金を払っていたようでした。翌年の総会で私は罰金制度の矛盾と改善を唱えましたが、否決されました。怒った私は今度は意図的に清掃に参加したものの出欠に応じず、罰金を3世帯分払うという実力行使に出ました。このとき、罰金の額が1世帯分多いと当時の町内会長が気付き、一軒一軒調べて回った結果私がわざとやったことが判明しましたが、経緯を話して私は返還を拒否。3日間にわたる話し合いの結果、私が清掃に参加していたこともわかり、その分の罰金は返還、1軒分の罰金は匿名扱いで社会福祉協議会に寄付ということで決着しました。さらにその際、片方の隣の家(身体障害者の高齢者の介護が必要な独居老人だった)は特別養護老人ホームに入居したため、空き家になったことを知りました。もう一方の隣の家も90近い高齢者で、認知症などにもなっておらず、介護不要でしたが、ある日突然入院し、そのまま亡くなられてしまいました。このときは私の家の前の本来私が駐車するスペースに、霊柩車を停めさせてあげたりもしました。家族が直葬を望んだこともあり、O町ではなく県庁所在地のH市の火葬場にこの霊柩車は向かっていったそうですが…
このO町では、一斉清掃中の事故等も二度ありました。一回目は別の方が草刈り機で手を負傷し、救急車が来る騒ぎになりました。この方は2か月ほど仕事を休まざるを得なくなったそうです。二回目は、草刈りを徹底的にやった結果、マムシが出て大捕り物に。私の家の庭先にも入り込み、私を含めた数人が昼過ぎまでかかって、最後は役場の職員で害を及ぼす獣を駆除する係の人が出動して駆除する騒ぎになりました。誰もマムシにかまれることなく、事故には至りませんでしたが、私は一日を棒に振り、加えて最後は空き家になっていた隣の家に入り込んだため、大迷惑をこうむりました。

このように私は、町内会トラブルを複数経験していることもあり、町内会の在り方に疑問を感じています。一方で今住んでいるところも、町内会の機能強化を推進する市長の方針もあって、いよいよ町内会が「隣組」化しています。
このような状況下で、私のところに役員推薦の話が来て、とても頭が痛いです。そう思ってネットで調べると、私以上に悩まされ、精神疾患になった人さえいる状況。ここ数年深刻になっていて、2年ほど前にはNHKで特集されたほどです。他方、抜本改革に動いた人も見られ、私は町内会退会に踏み切るか、引き受けたうえで抜本改革に取り組み、最終的には町内会解散→NPO法人化(実際にそうしたところも複数ある)に向き合うか、悩んでいます。抜本改革に取り組む前に、逮捕されない程度に無茶苦茶の不条理をやって住民の問題意識を喚起し、一部保守勢力による「隣組」復活に対する問題提起をすることも視野に入れています。

実は、私の母親は「隣組」復活大賛成派。一部保守勢力を支持し、戦前の日本社会を美化しています。一方の父親は、最近まで母親と同じ考えでしたが、ここへきて「大政翼賛会」に日本が向かっている、それは許せないと私に話してきました。安倍政権より保守的な考えの私の両親ですが、ここへきて温度差が出てきています。



私もやはり安倍政権より保守的な考えの持ち主ですが、一番ダメなのは中途半端。かつての「隣組」レベルまで町内会を強化するか、あるいは一度解体するか。M市やO町で起きていたのは「隣組」になろうとしてうまくいかなかった事例。
今住んでいる町は「隣組」復活を目論んでいるようです。そして行政が本来すべきことを町内会に任せ、行政はただ指示するだけにする体制を目指しています。
このような流れで目立つのが個人情報の不正なかき集め。実際経験したのは、市が知的及び精神障害者のリストを作成しようとしたことです。この件で私は郵送された書類をもって市役所に押しかけ、数時間にわたり猛抗議しました。結局担当者が「リスト掲載拒否できることを関係者に周知するように徹底する」と話したため、私は同封されていた書類の分かりにくいところにあった「リスト掲載拒否」にチェックをつけて提出し、私が障がい者リストに掲載されることはありませんでしたが、このリストは私も目にしました(私は拒否したので掲載されず)。そのリストは班単位になっていて、どの家に身体障害者がいるのか、どの家に知的障害者がいるのか、あるいはどの家に精神障害者がいるのかわかるようになっていました。そして身体障害者がどの家に災害時の救護を求めるのかも明記されていたのですが、よりによって私が身体障害者の救護先に指定されていました。このリストを配る際に町内会長とその身体障害者の介護をしている方が私にお願いに来たのですが、よりによって発達障害者に身体障害者の救護をお願いするとは…市役所にリスト掲載拒否を申し出たので、断りませんでしたが、東日本大震災、熊本震災、西日本集中豪雨(広島と福知山が被災)…とここ数年大規模災害が続いており、加えて某国のミサイルが落下する危険もあるという状況。戦前のこの「隣組」の時代には隣近所が運命共同体になっていたこともあり、それが当たり前だったのですが、今は時代が異なります。憲法を変えないと、昔に戻そうにも戻せないというのが今の安倍政権の考え方で、だから憲法改正へ…となるのだが、自民党総裁の任期を延長してもまだ時間が足りないのが憲法改正。唯一戦前に戻すとすれば、さらなる自民党総裁の任期延長しかないが…幸か不幸か、現時点で野党として機能しているのは共産党だけ。

ここまで書いてきて、問題なのは行政の「おしつけ」のような気がしてきました。かつてゆとりのある楽園的な職場だった郵便局は今やノルマ押しつけが横行するブラック企業レベルと化し、役所での非正規職員の待遇は悪くなるばかり。
私は韓国みたいな状況になる恐れがある、と危惧しています。韓国は儒教をバックボーンに、本来行政が果たすべき役割を放棄して福祉サービスを家族で対応するように押し付けた結果、自殺が世界トップになってしまっています。「地獄社会」となり、社会に余裕が全くなくなってしまい、極端な社会になってしまいました。日本も儒教の国ですから、こうならないとは限りません。
儒教がいかに恐ろしいか…

2017年5月13日土曜日

ゴミとお宝は紙一重…

こんにちは。
本当に久しぶりの投稿になってしまいました。
非常に多忙な日々を過ごしていて、充実しているゆえに、こちらの投稿がほとんどない状態になってしまっています。

同じテーマで今こちらにもアップしているところです。

そして、
久々に体中を突き抜けるほどの、ものすごい達成感を味わうことができました!

のですが、その間にこのような記事を見かけました。
バルーンに携わっている方の記事なのですが、その方が就労支援でこのような残念な事例を目の当たりにされたそうです。

内容を要約すると、
就労移行支援施設の支援を受けて一般就労についた障がい者が上司からパワハラを受け、耐えかねて退職しようとしたところ、就労移行支援施設から「お願いだからやめないでくれ、辞めるのなら別の理由で辞表をかけ」といわれた…

私が以前から問題視している
数字稼ぎ、実績欲しさの就労移行支援の典型
だとこの問題は思います。

本当のところはわからないのですが、このような事例は他にもいくつか見聞きしています。
そればかりか、就労移行支援事業所の中には
就労実績○○人!6か月定着率○○%!
というような、
これ、就職予備校じゃん
というようなことをする事例も多々見受けられます。

そして悪いことに、
就職予備校に行くことによって、親が安心する→働くことによって親を楽にすることができる
という流れがあるのです。

親を安心させることがすなわち親孝行であり、子供の義務である
という考えもあり、現実問題として私はこの考えに沿っています。
しかし、この考えだと、本人の人生ではなく、周りの人のための人生を歩むため、パワハラに耐えるということにつながりかねません。

このような考えでは、お宝になるはずの人材がごみになってしまいかねません。
私も一度、そうなりかけた経験があります。
その背後にあったのが親の考えであり、さらに突き詰めると、
儒教的価値観
にぶちあたりました。私は父親も母親も儒教的価値観の中で育ったのですが、とりわけ母親は島津藩鶴丸城下の在郷武士の家系で、商人=武士の土地にルーツがあり、その結果厳格な子育てを受け、結果インナーチャイルドに苦しみ、精神障害に至るまでになってしまっています。母親は朱子学の思想に近い考えです。そのような母親を安心させるために、私は「もう風船を膨らませることはしない」と一度は決めたのです。

だから、ゴミになりかけた私を再びよみがえらせ、お宝にした今の会社には、感謝の言葉もないのです。
しかし、ゴミになりかけている人をお宝にするのはなかなか容易ではありません。その人の持っている良さを引き出すことが大切であり、それをするのが障がい者サービスに携わる人たち、とりわけ放課後等児童デイサービスと就労支援に携わる人たちの責務なのです。